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銅版画:誰もいない地下室で、壁の灯りが机に開いた帳簿を照らす。扉のそばに椅子がひとつ。

帳簿の下の数

一九九七年秋、ある投資銀行の資料室。古い帳簿を写し取る記録係の手のなかで、数字は書くたびに育ち、不渡りはまだ来ぬ日付を先につけて届く。

全189話完結

目次、一九九七年秋から二〇〇一年冬まで

  1. 1997年10月〜1998年2月第1〜25話
  2. 1998年2月〜1998年3月第26〜39話
  3. 1998年3月〜1998年4月第40〜64話
  4. 1998年11月〜1998年12月第65〜89話
  5. 1999年1月〜1999年7月第90〜114話
  6. 1999年8月〜2000年1月第115〜139話
  7. 2000年1月〜2000年12月第140〜164話
  8. 2001年1月〜2001年12月第165〜189話
銅版画:壁の灯りの下、机の上で蓋の開いた木箱に書類が収まり、引き出しが半ば開いている。

先立つ四つの記録

帳簿より先に回収された四つの束。それぞれ三話で完結する。

  1. 霧の下の図書館1924年、マサチューセッツのミスカトニック大学図書館。ダンカン学長が消えた跡には、自筆の日記が一冊だけ残されていた。1924年、全3話完結
  2. 潮の下の灯1934年、黄海の孤島に立つ無人の灯台。前任者が遺した潮汐表に、月のない夜にだけ満ちる十三番目の潮が見つかる。1934年、全3話完結
  3. 坑の下の下げ振り1923年、江原道の山中にある炭鉱。竪坑の深さを測る測量手の下げ振りが、ある日から触れてはならない深さに触れはじめる。1923年、全3話完結
  4. 雑音の下の信号1937年、東海の孤立した無線電信所。雑音のなかで捉えた一通の電文が、まだ来ぬ日付と、どの名簿にもない呼出符号を帯びている。1937年、全3話完結

怪異の百科事典

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