プナコティック・プレスは、測られ、書き留められ、読まれたとたんにじっとしていなくなるものを、集めては書き写す。見つけた記録を一字も変えずに写し取ること——この出版社が長く続けてきたのは、その仕事だ。
我々はもう少しだけ、見ている。インプリント
プナコティック・プレスの名のもとで、私たちは灯台守の日誌を、測量技師の竪坑を、無線技士が受け取った応答を、そして司書が最後まで読みきれなかった書物を写してきた。ダークファンタジーと宇宙的恐怖——人間のどんな法よりも古い法に照らして測られた物語を。
主連載『帳簿の下の数』は、一九九七年の秋、ある投資銀行の資料室で写し取られた記録である。古い帳簿をマイクロフィルムへ写すその手のなかで、数字は書き留められるたびに一桁ずつ膨らんでいった。何がそれを膨らませるのか、私たちは決して答えない。ただ写すだけだ。
写せ、ただし最後まで読むな。