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書庫

プナコティック・プレスが回収し、写し取った記録。本編ひとつと、それに先立つ四つの束。

本編

  1. 帳簿の下の数一九九七年秋、ある投資銀行の資料室。古い帳簿を写し取る記録係の手のなかで、数字は書くたびに育ち、不渡りはまだ来ぬ日付を先につけて届く。1997年、全189話完結

先立つ四つの記録

  1. 霧の下の図書館1924年、マサチューセッツのミスカトニック大学図書館。ダンカン学長が消えた跡には、自筆の日記が一冊だけ残されていた。1924年、全3話完結
  2. 潮の下の灯1934年、黄海の孤島に立つ無人の灯台。前任者が遺した潮汐表に、月のない夜にだけ満ちる十三番目の潮が見つかる。1934年、全3話完結
  3. 坑の下の下げ振り1923年、江原道の山中にある炭鉱。竪坑の深さを測る測量手の下げ振りが、ある日から触れてはならない深さに触れはじめる。1923年、全3話完結
  4. 雑音の下の信号1937年、東海の孤立した無線電信所。雑音のなかで捉えた一通の電文が、まだ来ぬ日付と、どの名簿にもない呼出符号を帯びている。1937年、全3話完結