M・R・ジェイムズはケンブリッジの中世文献学者にして怪談作家であり、古い文書・骨董・教会の遺物に触れた学者が、その内に宿る何かを目覚めさせる物語を好んで書いた。落ち着いた考証の文体が、恐怖をいっそう鮮やかにする。好奇心旺盛な学者が古い記録を繰り、災いを招くという彼の構造は、発見と記録の枠組みを用いるプナコティック・プレスの連作と、じかに通じ合っている。