モルディギアンは、クラーク・アシュトン・スミスが「納骨堂の神」(一九三四年)で創り出した存在である。ゾティーク連作の都ズル=バ=サイルに君臨し、形を持たぬ巨大な闇として描かれる。都の掟により、すべての死者はモルディギアンの神殿へと捧げられねばならない。モルディギアンの司祭たちは紫と黄金の仮面を身にまとう。屍を盗む者、あるいは神殿を侵す者は、神格そのものによって呑み込まれてしまう。