トゥオクシニは韓国の民話で、トッケビの群れの頭領にしてもっとも凶暴な妖怪として伝えられる。親しみやすく茶目っ気のあるトッケビの系譜の暗い頂点にあたり、ほかのトッケビと違ってあからさまな脅威として描かれる。同じ系譜のなかで、無害さと残虐さがひとつの体につながっているという点がトゥオクシニを特別なものにする。親しい存在の果てに潜む暴力性をあらわす姿だ。