ボクルグは、ラヴクラフトの短編「サルナスにもたらされた災い」(一九二〇年)に登場する神格である。イブの湖に棲む灰色の肌のイブ族が崇めた水蜥蜴の姿をした神であり、サルナスの民がイブ族を虐殺してその神像を奪い去ったとき、呪いが動きはじめる。サルナスがイブ族の絶滅から千年を祝う夜、ボクルグはイブの湖より現れ、都を丸ごと呑み込んでしまった。