旧支配者

カソグサ

카소그타

別名: The Coiled One · Leviathan of Disease · K’sruggtha

カソグサは、ジョゼフ・S・パルヴァー・シニアが1999年の長編『悪夢の使徒』のために創造した拡張神話の旧支配者だ。クトゥルフの妹にして伴侶であり、双子ヌクトサとヌクトルフの母として描かれる。姿は絶えずうねる触手の塊で、「とぐろを巻く者」「疫病のリヴァイアサン」とも呼ばれる。

カソグサの核心は病そのものだ。寄生する疾病のように生命の内へ染み込み、腐らせ、ねじ曲げ、時に他の存在と身を混ぜ、その結合から新たな子を生むという。

出典ははっきりさせておく必要がある。カソグサはラヴクラフトが書いた存在ではない。彼の死後半世紀以上を経て別の作家が作った神格であり、こうした後代の創作が原典と混ざって一つの目録のように流通することこそ、クトゥルフ神話に特有の事情である。共有世界が大きくなる仕方そのものが増殖に似ている。

系譜上の位置も後から付いたものだ。クトゥルフの伴侶にして妹という関係、ヌクトサとヌクトルフという子、クティーラとの姉妹関係といった項目は原典に根拠がなく、拡張神話のなかで互いを参照しながら固まった。だからカソグサを読むことは、一柱の神格を読むというより、目録がひとりでに増えていく仕方を読むことに近い。

創造と破壊が一つの行為であるという点で、負債が膨れ広がるという我々の世界観の増殖のモチーフと同じ調べを分かち合う。

Joseph S. Pulver Sr., Nightmare’s Disciple (1999).

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